ご相談の内容
こころの悩みは、人それぞれに異なります。似たような原因であっても、その結果として引き起こされる悩みは人によって変わります。こころの悩みに関することであれば、原則としてどのような内容でもご相談いただけます [例外として註1および2をご確認ください]。ただし、お話を伺って当カウンセリングで対応することが適切でない場合には、他機関(医療機関など)をおすすめすることがあります。
[註1]「いま、死にたい」と考えてしまう場合には、直ちに以下の電話相談をご利用ください。
電話相談(厚生労働省)
[註2] 何らかのものに対する依存(薬物、アルコール、ギャンブル、ゲーム、窃盗など)、異常な行動や思考(摂食制限・過食、強迫行為・強迫観念など)、何らかのものに対する不安や恐怖(他者との雑談・他者からの視線、広場・公共交通機関、パニック発作、高所・閉所・虫など)につきましては、特に認知行動療法が有効である可能性があります。同療法を用いる医療機関等へのご相談をおすすめします(当カウンセリングでは認知行動療法を適用しません)。
カウンセリングの目標
こころの悩みは、周囲の人との関係、生活環境、健康状態などの変化をきっかけとして現れることがあります。 こころの悩みを抱えた状況では、多くの場合、考え方が硬直化し、自分自身や他者あるいは物事に対して、一面的な見方しかできなくなります。その結果、適応的な対応ができず、こころの悩みが更に深まっていくことになります。
カウンセラーは 、先ずは、こころの悩みを持つ人(クライエント) の悩みの理解に力を注ぎます。そして、クライエントとの対話を通して、クライエントが現在持っている自分自身や他者あるいは物事に対する気持ちや考え方について、新たな視点から気付けるようにしていきます。結果として、クライエントは、柔軟な、言い換えれば多面的な考え方や気持ちを持つことができるようになり、適応的に考え行動できるようになります [註1および2]。一方で、そこに至るまでには、クライエントは、恐さ、怒り、妬み、恥ずかしさ、といった辛い気持ちとともに激しい葛藤を抱えることもあります。カウンセラーは、クライエントがそれらに圧倒されずにそれらをゆっくりと受け容れられるよう、クライエントの傍らに居続けます。
カウンセリングに要する期間は、クライエントの抱えるこころの悩み、カウンセリングのゴール等により異なります。長年慣れ親しんだ考え方に加えて、新たに別の考え方を身につけるのは容易でないこともあります。場合によっては、年単位となることもあります。カウンセリングの終結時期は、カウンセラーの意見等を踏まえ、最終的にはクライエント自身が判断することとなります。
[註1] 当カウンセリングは、クライエントのこころの悩みの軽減や解消を保証するものではありません。
[註2] 当カウンセリングは、医療機関ではありませんので診断や処方はいたしません。
[註3] こころの悩みに関して、医師等の専門家から治療や支援を受けている場合には、事前に当カウンセリング利用の許可を得て下さい。
カウンセラーの紹介
氏名
藤原 康成(ふじわら やすなり) [1970年生まれ]
職業
東京福祉大学(学生相談室)
東京農業大学第一高等学校・中等部(生徒相談室)
資格
公認心理師(第39763号)
臨床心理士(第38479号)
[註] カウンセラーが倫理的に問題となる言動をとった場合、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会に相談することが可能です。
所属団体
一般社団法人 東京公認心理師協会
一般社団法人 日本臨床心理士会
所属学会
一般社団法人 日本心理臨床学会
一般社団法人 日本カウンセリング学会